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なぜAgrlienに入ったか…1

2020.05.11

新しい活動を始める春!ということで、メンバーが共通のテーマで語り合うブログリレーを始めます。 第一弾は「なぜAgrlienに入ったか」。学年や入った時期がばらばらなメンバーが、Agrlienに入ったきっかけや入ってからの学生生活について語ります。 Agrlienの活動に興味がある、という方にも参考になれば幸いです。 第一回目は今期代表による寄稿です!

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東京大学では1, 2年生の間は全員「教養学部」というところに割り振られます。専門的な勉強をする前に土台となる教養を高めるべく、様々な科目の授業を聴いて勉強する訳です。その後、3年生から自分の選んだ学部に進学して、専門的な勉強をスタートすることになります。
僕は予てから農学部を目指していて、特に海外の農業にも興味が強かったことから「国際開発農学専修」という学科に進学しました。東大農学部では6月〜9月の4ヶ月間は座学の授業が減り、日本一夏休みが長いとも噂されるほどなのですが、僕の学科ではこの期間に計5回の泊まりの実習を行ってます。東大附属の農場や牧場、演習林や臨海研究所での実習、そして海外実習と、第一次産業に関連したフィールドで色々と体験をさせてくれるのです。農学部に進学したものの、東京出身だったこともあり実際の現場を見た経験が少なかった僕は、こうした実習にも新鮮さを感じ、もっと現場(特に畑)に出てみたいなと感じるようになりました。
7月後半〜8月は特に実習がなかったので何か畑作業できる機会はないかなあと探している時に、ちょうど目に止まったのが校内に貼ってあったAgrlienのポスターです。メンバー募集中の文字を見て、試しに参加してみようかな思い立って連絡をしてみました。いきなり夏合宿からの参加だったのですが、サツマイモのつる返し作業をしたり、同じ学科の先輩が多く在籍していたことから、色々と話も聞かせてもらったりと楽しかったことを覚えています。それ以来、畑作業や学園祭、農家さんのお手伝いなど定期的な活動に参加しています。

科学は必ずしも全てが、すぐに役に立つ必要はないのかもしれませんが、僕がいるような農学(Agronomy)という分野は、現場で生じた謎を科学的に解明したり、現場で役に立つような技術を開発したりすることが最終的なゴールなのだろうと思います。僕の大学では農学部と言いつつもキャンパスは大都会のど真ん中にあるので、所属する学生にとっては自分で現場へ出ていかない限り、そこの謎や課題を見つける機会はかなり限定されがちなのではないかなと感じます。特に僕みたいに、自分からガツガツと外に出ていけない人間にとっても、サークル活動への参加はハードルが低く、そこで作物を栽培したり、農家さんとお話したりできるのは貴重な機会です。農学部に限らずですが、もし僕のように普段の勉強や研究と現場での見聞とのバランスを大事にしていきたいなというような人は、Agrlienの活動にも一度参加してみてもいいのかなと思います。

ーーーーーーーーーー 引き続き定期的にブログを更新していきますので、次回もお楽しみに!